小品考

 国立国会図書館 近代デジタルライブラリー  古典籍資料


小品考           

 安政5年8月序

 安政6年刊 

 

 西村廣休(ひろよし:1816~1889)

 伊勢の本草学者、

 現三重県多気郡多気町相可において両替 

 商を営む大和屋11代目、かたわら、宅地

 内に薬園を設け二千種に近い植物を植え

 博物学に関する書物を著した。

小品考目次 長尾鶏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

長尾鶏 

  一名細尾鶏 

  和名サヾナミ シノハラタウ

魏志、朝鮮有長尾鶏、尾細而長三尺、

同書、馬韓国出細尾鶏、其尾皆五尺餘、

 土州ニテサヾナミ又篠原トウト云形状常鶏ニ同

 シテ尾甚長垂ル 三尺或五尺許奇ナルモノナ

 リ又白者アリシラフヂト云其尾長ク垂レテ銀藤(シラフヂ)

 ニ似タル故ニ名クナルベシシラフヂ漢名銀藤ハ

 平湖縣誌ニ見エタリ