土佐はちきん地鶏


 

 「土佐はちきん地鶏(じどり)」は、高知県畜産試験場が高知県原産の日本鶏をベースに2005年に開発した肉用鶏である。

 

 「はちきん」とは、行動、思考、容姿などが元気、綺麗、働き者などの意味を込めた土佐の女性のはつらつさを表現する方言である。

 

 また「土佐九斤」よりもおよそ一斤軽い「八斤」であること、鶏王国土佐の意味として「土佐はチキン」、高知県原産日本鶏八品種、飼育密度8羽(1平方㍍当り)、飼育期間80日であることから命名された。


 飼育方法は平飼いである。飼料については、四週齢以降は抗生物質・抗菌剤無添加飼料を出荷まで給与しており、無薬飼料開発に取り組んでいる。

 モモ肉は程よい歯ごたえでコクがあり雑味がないので、和洋中など多くの料理に適している。

 ムネ肉は締まりがあり、冷凍しても解凍時にドリップが少ない。

 


 

 この地鶏は、土佐九斤(トサクキン)の雄と軍鶏の雌を交配してできた雄(クキンシャモ)と肉専用鶏の白色プリマスロックの雌を交配した三元交配種である(下図参照)。


  高知県畜産試験場 畜試だより105号 平成18年2月  


 

 土佐はちきん地鶏とは 

  平成18年度 

   土佐はちきん地鶏

    (商標登録 第4981420号)

    「土佐はちきん地鶏振興協議会」設立

      ( 高知県庁ホームページ

 

        土佐  はちきん  地鶏

       TOSA HACHIKIN JIDORI